13:45 〜 14:00
[SGD01-13] 新たなGEONET解析ストラテジによる「電子基準点日々の座標値」の開発
キーワード:GNSS、GEONET
国土地理院では全国約1,300の観測点から構成されるGNSS連続観測システム(GEONET:GNSS Earth Observation NETwork System)を運用している。各観測点の座標値は一つの解析ストラテジ(解析の手法や使用するソフトウェア等をまとめた方策の総称)に基づき、1996年以降、日ごとに推定されている。現在の解析ストラテジ(第4版; 2009年開発)による解析結果は「電子基準点日々の座標値(F3解)」として「電子基準点データ提供サービス(https://terras.gsi.go.jp/)」から一般に提供されており、地殻変動監視だけでなく、位置情報サービスの基盤や地球惑星科学の各研究に利用されてきた。
解析ストラテジ(第4版)の開発以降、ITRF2014の公開や次世代GPS衛星(Block III)の打ち上げ等、解析に関わる様々な状況に変化があったため、これらに対応した新しい解析ストラテジ(第5版)を開発した。このストラテジに基づくIGS最終暦による解析結果は「電子基準点日々の座標値(F5解)」と呼ばれる。
本発表では、解析ストラテジ(第5版)の概要と、主な更新事項である固定点解析へのグローバル解析の導入と対流圏遅延モデルの改良について紹介する。
解析ストラテジ(第4版)の開発以降、ITRF2014の公開や次世代GPS衛星(Block III)の打ち上げ等、解析に関わる様々な状況に変化があったため、これらに対応した新しい解析ストラテジ(第5版)を開発した。このストラテジに基づくIGS最終暦による解析結果は「電子基準点日々の座標値(F5解)」と呼ばれる。
本発表では、解析ストラテジ(第5版)の概要と、主な更新事項である固定点解析へのグローバル解析の導入と対流圏遅延モデルの改良について紹介する。