日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] 口頭発表

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[U-06] 1時間でわかる学術会議:地球惑星科学分野の国際団体への支援

2021年6月3日(木) 13:45 〜 15:15 Ch.01 (Zoom会場01)

コンビーナ:三枝 信子(国立環境研究所)、中村 卓司(国立極地研究所)、春山 成子(三重大学名誉教授)、田近 英一(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)、座長:中村 卓司(国立極地研究所)、三枝 信子(国立環境研究所)

14:30 〜 14:35

[U06-09] 国際地理学連合(IGU)の成果と展望:学術会議を通した国際活動の推進

*鈴木 康弘1 (1.名古屋大学)

キーワード:日本学術会議、国際活動推進、国際地理学連合

国際地理学連合(IGU)は、日本学術会議が加入する国際学術団体の一つであり、国際学術会議(ISC)のGeoUnionsの一つでもある。これまで、Executive CommitteeやCommissionへ日本人研究者が参画し、国際的地理学・地理教育の推進、若手研究者の育成、研究交流などの取組を支援し、真理の追究と持続可能な地球社会の構築に貢献してきた。本講演では、国際地理学連合(IGU)の活動と最新の成果、並びに将来展望を紹介する。

IGUのホームページには以下のように記載されている。https://igu-online.org/

国際地理学連合(IGU)は、地理学の発展に寄与する国際的・非政府の専門組織である。世界のすべての国で地理学研究と教育を推進して地理学を振興することを目的に、国内委員会、課題別委員会およびタスクフォースにより実施される。4年ごとに国際地理学会議(IGC)を主催するとともに、連合の目的を推進するその他の会議を開催する。 IGUはInternational Science Council(ISC)およびInternational Council for Philosophy and Human Sciences(CIPSH)のメンバーとして正式加盟し、科学者のグローバルコミュニティへの地理学者の参加を促進している。

IGUは1922年にブリュッセルで正式に発足したが、地理学者の国際会議の歴史は遙かに長く、 最初の会議は1871年にアントワープで開催された。 IGUは3つの構成要素(IGCの際の加盟国代表による総会、 会長・副会長・事務総長らによる執行委員会、テーマ別の研究委員会・タスクフォース)からなる。 公式の使用言語は英語とフランス語である。