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[U06-12] 国際測地学及び地球物理学連合(IUGG)の活動と役割:地球の観測やモデルの標準化
キーワード:国際測地学及び地球物理学連合、日本学術会議、国際連携
IUGG (International Union of Geodesy and Geophysics, 国際測地学・地球物理学連合)はInternational Science Council (国際学術会議)に所属する40の科学連合の一つで,73 か国が加盟している.IUGGには以下の8つの下部組織(協会)がある.
IACS 国際雪氷圏科学協会
IAG 国際測地学協会
IAGA 国際地球電磁気学・超高層物理学協会
IAHS 国際水文科学協会
IAMAS 国際気象学・大気科学協会
IAPSO 国際海洋物理科学協会
IASPEI 国際地震学及び地球内部物理学協会
IAVCEI 国際火山学及び地球内部化学協会
IUGGは1919年に,天文学,数学,化学と共に,International Research Councilに属する4つの科学連合の一つとして発足した.発足時に参加したのは日本を含む9か国であり,日本は発足当時から参加してきた.IUGGが主導した国際プロジェクトで最も有名なのは,1957-8年に実施されたInternational Geophysical Year(国際地球観測年)であろう.東西冷戦下で国際協力が進み,ソ連によるスプートニク1号や米国によるエクスプローラーの両衛星が打ち上げられほか,日本の南極観測が開始し,昭和基地が設置された.
IUGGは,上記の8つの国際科学協会がそれぞれ雪氷,測地,電磁気・超高層,水文,気象・大気科学,海洋物理,地震・地球内部物理,火山・地球内部化学の各分野で国際連携を行っている.これらの協会によって設定された測地・地球磁場・全球気候モデルなどの標準モデルは,GPSによる位置情報,気象予報など,我々の生活に欠かせない情報をもたらしている.また,気候変動・地球温暖化・水問題などの地球規模課題,地震・火山噴火などの災害に対しても重要な国際協力を行っている.
日本では,日本学術会議地球惑星科学委員会のIUGG分科会,その下の8小委員会(8つの科学協会に対応)が窓口となり,国内の学協会との連絡や,総会などへの参加を行っている.日本からIUGGや科学協会に役員などを輩出し,運営などに貢献している.
IACS 国際雪氷圏科学協会
IAG 国際測地学協会
IAGA 国際地球電磁気学・超高層物理学協会
IAHS 国際水文科学協会
IAMAS 国際気象学・大気科学協会
IAPSO 国際海洋物理科学協会
IASPEI 国際地震学及び地球内部物理学協会
IAVCEI 国際火山学及び地球内部化学協会
IUGGは1919年に,天文学,数学,化学と共に,International Research Councilに属する4つの科学連合の一つとして発足した.発足時に参加したのは日本を含む9か国であり,日本は発足当時から参加してきた.IUGGが主導した国際プロジェクトで最も有名なのは,1957-8年に実施されたInternational Geophysical Year(国際地球観測年)であろう.東西冷戦下で国際協力が進み,ソ連によるスプートニク1号や米国によるエクスプローラーの両衛星が打ち上げられほか,日本の南極観測が開始し,昭和基地が設置された.
IUGGは,上記の8つの国際科学協会がそれぞれ雪氷,測地,電磁気・超高層,水文,気象・大気科学,海洋物理,地震・地球内部物理,火山・地球内部化学の各分野で国際連携を行っている.これらの協会によって設定された測地・地球磁場・全球気候モデルなどの標準モデルは,GPSによる位置情報,気象予報など,我々の生活に欠かせない情報をもたらしている.また,気候変動・地球温暖化・水問題などの地球規模課題,地震・火山噴火などの災害に対しても重要な国際協力を行っている.
日本では,日本学術会議地球惑星科学委員会のIUGG分科会,その下の8小委員会(8つの科学協会に対応)が窓口となり,国内の学協会との連絡や,総会などへの参加を行っている.日本からIUGGや科学協会に役員などを輩出し,運営などに貢献している.