日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-09] 包摂的協働によるSDGs推進II:地域社会への関与

2021年6月6日(日) 17:15 〜 18:30 Ch.01

コンビーナ:中村 秀規(公立大学法人富山県立大学)、Vincent Tong(University College London)、清水 美香(京都大学)、野口 扶美子(国連大学サステナビリティ高等研究所)

17:15 〜 18:30

[U09-P01] 教育・研究活動におけるSDGs地域・社会参画事例とJpGU

*中村 秀規1 (1.公立大学法人富山県立大学)

キーワード:SDGs、地域連携、パートナーシップ、協働、つながり

高等教育機関における教育面・研究面での地域・社会参画はSDGs推進において重要な視点である。富山を含む中部地方での教育・研究実践を当事者として振り返りながら紹介し、JpGUとして包摂的協働に向けて何ができるかを考える。SDGs推進市民団体と協働でのコロナ状況下での教育、学生・研究者と協働での市民主導バックキャスティング型シナリオ作り、自治体と協働しての臨床火山防災学、そして科学者と協働での市民対話研究に触れる。JpGUへの示唆は、まず、SDGs3側面(経済・社会・自然環境)と各専門・活動分野とのつながり・位置関係の理解の推進である。その上で、パートナーシップ(つながり、協働)の意識的実験的拡大の推進である。すなわち、研究活動と地域・社会活動をつなぐこと、教育活動と地域・社会活動をつなぐこと、そして研究活動と教育活動と地域・社会活動をつなぐことである。