日本地球惑星科学連合2022年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-02] 地震火山地質こどもサマースクールのこれまでとこれから

2022年5月22日(日) 09:00 〜 10:30 104 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:柴田 伊廣(文化庁文化財第二課天然記念物部門)、コンビーナ:松原 誠(防災科学技術研究所)、横山 光(北翔大学)、コンビーナ:松田 達生(株式会社 工学気象研究所)、座長:柴田 伊廣(文化庁文化財第二課天然記念物部門)、横山 光(北翔大学)

09:30 〜 09:45

[G02-03] 第20回地震火山こどもサマースクール「丹後半島のヒミツ」をふりかえって

*加納 靖之1 (1.東京大学地震研究所)

キーワード:地震火山地質こどもサマースクール、丹後半島、学会

第20回地震火山こどもサマースクール「丹後半島のヒミツ」は現地開催できた直近の地震火山地質こどもサマースクールである.たとえば,地震学会の広報紙「なゐふる」119号に掲載された活動のまとめは以下である.
“2019年8月10日(土)〜11日(日)の2日間,京都府の丹後半島を舞台に「第20回地震火山こどもサマースクール in TANGOを開催しました.京都府,北海道,大阪府,群馬県などの小学生から高校生まで20人の参加者と講師やスタッフが協力して,「丹後半島はどうできた?」「この丹後半島で,どう遊び,どう暮らす?」という切り口から丹後半島のひみつを探りました.観光船からの地形観察,フィールドワーク,実験,広義など盛りだくさんの内容を通して而がかりを集め,参加者どうしや講師と相談,議論して考えをまとめていきました.最後に京丹後市文化財セミナーと共催のフォーラムで2日間の成果を発表し,「丹後学ジオマスター認定証」を受けとりました.”
地震火山地質サマースールは,こどもたちに学校や塾,家庭などとは違った学びを提供する場であるとともに,参画する3学会が社会とながる場のひとつである.また,研究者の立場からすれば,専門分野以外の研究者や学校教員,その他さまざまな関係者と交流を深め,ときには研究にフィードバックするきっかけを与えてくれる場だと考えている.地震研究者としてのサマースクールの意義や課題についていくつかの論点を提供したい.