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[G04-P03] コロナ禍で見えてきたオンライン地学教室の試みと可能性
キーワード:地学教育、オンライン教育
地学教育が置かれている現状は厳しく,コロナ禍はそれに追い打ちをかけ,日常や学校での学びの機会が大きく制限されている.オンラインの活用は万能ではないが,地学を学ぶ機会を少しでも増やすため,ブログを利用して学習コンテンツを製作してみた.内容としては,家庭や身近な野外でできる観察・実験,ジオサイトなどの地学的に魅力のある場所の紹介や野外観察ポイント,インターネットを活用した探求的な実習の紹介などである.不特定多数への情報発信とともに,オンライン家庭教師や学校での課題としても活用してみた.例えば,気象庁から気温データをダウンロードし,各都市の気温上昇を調べるコンテンツは,記事を読んで自主的に学べることに加え,方法論を学んでいるため,自ら探求的に発展させる例も見られた.また,オンラインでどこでもつながることができ,遠く離れた場所にいる地学に興味を持つ子どもと地学を専門とする者とがマッチングできる可能性が高まることも利点である.