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[MIS18-P22] 3Dプリンターで印刷できる2タイプの乾燥堆積物試料分割器(1/2分画から1/32分画)
本研究では、乾燥堆積物試料の1/2分画から1/32分画までの任意の分画を、1回の操作で取得できる分割器2モデルを紹介する。1つのモデル(調整可能モデル)は、1/2分画から1/32分画の1つの分割試料を取得できるものである。もう1つのモデル(固定モデル)は、堆積物試料を異なる6分割試料(1/2分画, 1/4分画, 1/8分画, 1/16分画, 1/32分画×2)に分割するものである。いずれのモデルも、伝統的な1/2分割器と比べて迅速に堆積物試料を分割できる。全ての分画を平均した分割の精度と繰り返し性は、それぞれ調整可能モデルで94%と85%、固定モデルで92%と84%であった。これらの数値は、伝統的な試料分割器の値と比べて同等もしくはそれ以上であった。本発表で紹介した分割器の詳細は、Tetard and Marchant (2020, Marine Micropaleontology 154, 101800) に示している。これら2モデルの分割器の3Dプリンターで印刷可能な3Dモデルは以下のURLから無償で取得できる (https://github.com/microfossil/tetard-marchant-splitter) ほか、オンラインでの注文も可能である(https://micropalprinter.wordpress.com)。