日本地球惑星科学連合2022年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-05] 小中学校新教科書から読み解く自然災害教育の課題

2022年5月22日(日) 10:45 〜 12:15 展示場特設会場 (2) (幕張メッセ国際展示場)

コンビーナ:岩田 真(広島県立大柿高等学校)、コンビーナ:飯田 和也(駒場東邦中学高等学校)、冨樫 民樹(埼玉県立春日部高等学校)、コンビーナ:今野 良祐(筑波大学附属坂戸高等学校)、座長:冨樫 民樹(埼玉県立春日部高等学校)、宮嶋 敏(埼玉県立熊谷高等学校)、岩田 真(広島県立大柿高等学校)、飯田 和也(駒場東邦中学高等学校)、今野 良祐(筑波大学附属坂戸高等学校)

11:45 〜 12:00

[O05-09] 津波による災害の想定 AR・VR・3Dプリンタの活用(中学校理科の実践)

★招待講演

*矢野 充博1 (1.和歌山大学教育学部附属中学校)

キーワード:AR、3Dプリンタ、VRゴーグル

中学校では、2021年度から新しい学習指導要領になりました。
地震災害については、大きな災害が想定されている和歌山県で非常に関心度の高い学習内容です。
小中学生の時から、どのような災害が過去に起こり、今後どのような災害が起こる可能性があるのかを考えることはとても大切な学習と考えています。

講演では、以下のことについて、今年度の授業実践の報告をするつもりです。
ただし、本原稿執筆時以降に、実践を予定している内容も含まれているのでご了承ください。

・生徒はiPadのCADアプリで自分の家を設計する
・複雑な造形物はVRゴーグルを用いて設計する
・設計したデータを3Dプリンタで印刷する
・iPadのARオブジェクト作成アプリで、津波や海水面の上昇を表現する
・クラスのみんなが印刷した自分の家を大きな地図上に置き、ARと組み合わせて観察する

なお、2021年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)課題番号21H04040 の補助金の交付を受けて本研究をさせていただいています。