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[O08-P41] 2016年に熊本で発生したM6.5の地震における静穏化の解析
キーワード:熊本地震、静穏化、RTL法
熊本地震ではM6.5を超える大地震が連続して発生し多くの死者・行方不明者が出た。被害を抑える事ができた可能性があったのかを検証するために地震予測に注目した。本研究では、2016年4月14日に熊本で発生したM6.5の地震の直前に静穏化現象が見られたのかをRTL法を用いて解析した。結果、静穏化についてはわずかに負の値をとったが、顕著な静穏化は見られなかった。メカニズムにおいても明確に解明することができなかった。今後、静穏化のメカニズムを明確にする事によって、より精密な地震予測の解析法を見つける事が出来ると考える。