16:45 〜 17:00
[SEM16-12] 拡張村上モデルの導出
キーワード:地殻流体移動、界面動電現象、静電磁場
Murakami (1989)は半無限大地中に想定された有限矩形断層面上の地殻流体移動が界面動電現象を介して地表にもたらす静磁場の数学的表現を導出した。本研究はこの村上モデルの拡張を企図している。
村上モデルは傾斜した断層面上にもたらされる、微小厚さを仮定した断層面に沿った一様な外部電流密度分布を想定している。本研究では厚さを無視せず直方体中の一様な外部電流密度分布を想定している。またMurakami (1989)とは違い、本研究では静磁場だけでなく静電ポテンシャル分布も、同一の外部電流密度分布に対して導出している。更に半無限大地の表面だけでなく直方体外部の任意の地点における静電磁場の数学的表現を導出している。得られた数学的表現と、その数値計算結果とを発表で示す。
村上モデルは傾斜した断層面上にもたらされる、微小厚さを仮定した断層面に沿った一様な外部電流密度分布を想定している。本研究では厚さを無視せず直方体中の一様な外部電流密度分布を想定している。またMurakami (1989)とは違い、本研究では静磁場だけでなく静電ポテンシャル分布も、同一の外部電流密度分布に対して導出している。更に半無限大地の表面だけでなく直方体外部の任意の地点における静電磁場の数学的表現を導出している。得られた数学的表現と、その数値計算結果とを発表で示す。