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[SGD02-P01] 超伝導重力計における磁気浮上の有限要素法によるシミュレーション
キーワード:超伝導重力計、磁気浮上、有限要素法
超伝導重力計は,超伝導による磁気浮上を利用した動作原理に基づく重力計である.Imanishi et al. (2018)は,石垣島に設置された超伝導重力計CT #036の重力センサーについて,併設された地震計のデータなどを用いて,水平方向と上下方向のカップリングの影響を調べた.また,Imanishi et al. (2022)は,同じ装置について,人工的な信号を入力することにより,上下方向の非線形性の影響を調べた.本研究では,これらの実測結果を補強するため,超伝導重力計における磁気浮上の有限要素法によるシミュレーションを行なった.浮上している超伝導球に働く3次元的な力を計算し,それに基づいて球が感じるポテンシャルの展開係数を推定した.このようにして推定されたポテンシャルの係数は,CT #036での実測値と比較して,符号やオーダーの点でよく一致した.