11:00 〜 13:00
[SGD02-P03] 第63次日本南極観測隊で実施された絶対重力測定
キーワード:絶対重力測定、南極観測、野外測定
南極域における絶対重力基準網の構築や氷床変動に伴う地殻変動の検出を目的として、第63次日本南極観測隊の夏期間(2021年12月~2022年1月)において、昭和基地およびその周辺露岩域で絶対重力測定を実施した。野外も含めて絶対重力測定を実施するのは第59次の夏期間(2017年12月~2018年1月)以来である。
測定にはFG-5#201、A10#017、TAG-1、TAG-2の4台の絶対重力計が使用された。このうちA10とTAGについては野外でも使用された。また、第63次隊では国土地理院も2台の絶対重力計FG-5とAQGを持ち込んで測定を行った。
昭和基地では重力計室内にある国際絶対重力基準点網の基台において各重力計による測定が実施され、相互比較のための測定結果が得られた。さらに、重力計室近傍の水準点においてもA10とTAGによる測定が実施された。沿岸露岩域では、ラングホブデ、スカルブスネス、ルンドボークスヘッタにおいて、測定が実施された。また、将来の測定に備えて、氷床上のS16において、周辺環境や振動に関する調査も行われた。
本講演では測定詳細や暫定的な測定結果について報告する。
測定にはFG-5#201、A10#017、TAG-1、TAG-2の4台の絶対重力計が使用された。このうちA10とTAGについては野外でも使用された。また、第63次隊では国土地理院も2台の絶対重力計FG-5とAQGを持ち込んで測定を行った。
昭和基地では重力計室内にある国際絶対重力基準点網の基台において各重力計による測定が実施され、相互比較のための測定結果が得られた。さらに、重力計室近傍の水準点においてもA10とTAGによる測定が実施された。沿岸露岩域では、ラングホブデ、スカルブスネス、ルンドボークスヘッタにおいて、測定が実施された。また、将来の測定に備えて、氷床上のS16において、周辺環境や振動に関する調査も行われた。
本講演では測定詳細や暫定的な測定結果について報告する。