日本地球惑星科学連合2022年大会

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-01] 地球惑星科学によるSDGsへの共同貢献

2022年5月24日(火) 09:00 〜 10:30 101 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:川幡 穂高(東京大学 大気海洋研究所)、コンビーナ:末広 潔(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、Hanson Brooks(American Geophysical Union)、コンビーナ:田近 英一(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)、座長:川幡 穂高(東京大学 大気海洋研究所)、末広 潔(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、田近 英一(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)

09:02 〜 09:20

[U01-01] 持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD2022)

★招待講演

*佐竹 健治1 (1.東京大学地震研究所)

キーワード:持続可能な発展のための国際基礎科学年、SDGs、日本学術会議

2021年12月2日に開催された国連総会において、2022年(正確には6月30日から2023年6月30日までの1年間)を「持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD)」とすることが決議された。この取り組みは、UNESCOの協賛の下、多くの国際学術機関によって準備されてきたもので、地球惑星科学関係では、IUGG(国際測地学及び地球物理学連合)、IGU(国際地理学連合)、IMU(国際鉱物学連合)、SCOR (海洋研究科学委員会)などが加わっている。

国連総会は、基礎科学が人類にとって高い価値をもち、基礎科学に対する世界的な認識を高め、教育を強化することが、持続可能な発展を達成し、世界中の人々の生活の質を向上させるために不可欠であるとの認識の下に、全ての加盟国、国連の組織、その他の世界的、地域的、小地域的な組織、及び学界、市民社会、特に国際的及び国内的な非政府組織、個人、民間部門を含むその他の関係する利害関係者に対し、各国の優先事項に従って、個人を含む利害関係者に対し、持続可能な発展のための基礎科学の重要性を認め、認識を高めるよう呼びかけている。そこでは、COVID-19のパンデミックなどの全世界的課題に対しての基礎科学の重要性が強調されている。

日本学術会議では、会長名でのサポートレターを発出するとともに、国内の取組を展開するため、連絡会議を設置した。連絡会議では、日本語版のロゴマークを考案するとともに、期間中に数回の学術フォーラムや公開シンポジウムなどのイベントを企画している。また、学術研究団体へ向けて協力を依頼している。学協会は、日本学術協会のウエブサイトで協賛機関として登録し、シンポジウムやイベントなどの際に、ロゴマークを使用することができる。