日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般

[A-CG38] 海洋と大気の波動・渦・循環の力学

2023年5月22日(月) 10:45 〜 12:15 102 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:青木 邦弘(気象庁 気象研究所)、長船 哲史(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)、久木 幸治(琉球大学)、杉本 憲彦(慶應義塾大学 法学部 日吉物理学教室)、座長:青木 邦弘(気象庁 環境・海洋気象課)、長船 哲史(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)、久木 幸治(琉球大学)、杉本 憲彦(慶應義塾大学 法学部 日吉物理学教室)

11:15 〜 11:30

[ACG38-03] オホーツク海の温暖化実験

*佐伯 立1三寺 史夫1、中野渡 拓也2、黒田 寛2井上 知栄3植田 宏昭3 (1.北海道大学 低温科学研究所、2.国立研究開発法人水産研究・教育機構 北海道区水産研究所、3.筑波大学 生命環境系)

キーワード:オホーツク海、温暖化実験、宗谷暖流

本研究では領域海氷-海洋結合モデルを用いてオホーツク海の最近26年間の海氷分布の変動を再現し, それをベースにCMIP6から得た温暖化差分の情報を乗せ温暖化実験をおこなった. その結果, 少氷年ベースの場合は道東沿岸に海氷が接岸しない可能性もあることが分かってきた. ただし, 今後はモデル間バイアス等も検討していく必要がある. また, 多氷年と少氷年において北海道沿岸に沿ってオホーツク海に流れ込む12月の宗谷暖流の水温・塩分のシグナルに大きな違いがあることも分かってきている.