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[HCG23-P08] 東京圏における確率的洪水リスク評価への気候的・社会経済的影響
キーワード:水害リスク、リスクカーブ、Frequency-Damage (FD) 法
今後、水害被害は気候変動による降雨量の増加などの影響を受け激甚化することが予測される。東京都市圏は沿岸部だけでなく内陸部も低平地が広く分布しており、日本の中でも人口と資産が集中しているため、 自然災害リスクが非常に高い。東京都市圏の洪水リスクに対する気候変動への適応を効果的に行うため、従来のFrequency-Damage法(FD法)と気候変動の降水量への影響を考慮した改良法を用いて東京圏の洪水リスクカーブを検討した。その結果、FD法と改良法の間で、洪水リスクカーブに有意な差があることがわかった。また、罹災率と平均損傷率に着目し、その原因を検討した。そして、降水量の頻度分布を用いた年間洪水被害額の算出方法の妥当性、および推定される不確実性の幅を評価した。