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[MIS17-P06] 海洋で採取されたポリエチレンマイクロプラスチックの年齢推定:西部北太平洋での適用
キーワード:マイクロプラスチック、カルボニルインデックス
赤外分光法によるカルボニル指数、紫外線放射量データ(UVERまたはUV指数)、海水温データを用いて、紫外線曝露時間として定義される海洋に浮遊するマイクロプラスチックの年齢を推定した。まず、加速実験と屋外暴露実験を行い、時間積分したUVERと周辺水温、そしてカルボニル指数との関係を明らかにした。その後、宮古島を基準点としたマイクロプラスチックの年代(紫外線照射時間)を算出した。北太平洋西部で採取されたマイクロプラスチックの年齢は、外洋では1〜3年の範囲に集中しており、近海では0〜5年の範囲にあることが示された。この年齢分布から、主に陸上で発生したマイクロプラスチックは海洋でも継続的に劣化が進み、沖合海域のマイクロプラスチックは数年のうちに生物学的プロセスによって上層から下層に除去されることが示唆された。