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[HCG23-P05] 常陸台地東部の上部更新統にみられる砂礫浜堆積物
キーワード:砂礫浜、堆積相 、上部更新統、関東平野東部
常陸台地(茨城県)の太平洋岸沿いの後期更新世の地層上部には,斜交層理の発達する砂礫層が認められる.砂層中には生痕化石Macharonichnus segregatisも認められ海浜堆積物と考えられる.本層では,平行層理が低角で斜交する礫層,大型のトラフ型や平板型斜交層理が発達する砂礫層,基底で礫の薄層が粗粒ウェーブリップルをなす砂層などが水平方向に漸移する.また,シュート&プールが見られるレンズ状もしくは浅い谷状の砂層が主に下部に見られる.本層ではこれらが累重しながら斜め沖方向に前進している.この砂礫層の形成要因を海岸地形とストーム時の波浪の影響から検討する.