日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI27] Open and FAIR Science: strategies, concepts, infrastructures and opportunities

2024年5月27日(月) 15:30 〜 16:45 103 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:Cecconi Baptiste(LESIA, Observatoire de Paris, CNRS, PSL Research University)、村山 泰啓(情報通信研究機構 NICTナレッジハブ)、近藤 康久(総合地球環境学研究所)、Stall Shelley(American Geophysical Union)、座長:村山 泰啓(情報通信研究機構 NICTナレッジハブ)

15:48 〜 16:03

[MGI27-02] オープンサイエンスに関わるG7部会、国内政策および研究コミュニティの議論と国際潮流

*村山 泰啓1 (1.情報通信研究機構 NICTナレッジハブ)

キーワード:オープンサイエンス、FAIRデータ原則、研究評価、研究エコシステム

科学の政策に関わる分野では、政府間枠組みとそのコンセンサスは、研究機関、研究コミュニティ、学術j出版社、資金配分機関、図書館やリポジトリなど、科学研究のエコシステムに関わるステークホルダーに影響力を持つ。 筆者は、G7科学大臣会合とそのオープンサイエンス作業部会(G7オープンサイエンスWG、G7OSWG)において、日本の政府部門と協力してきた。

本稿では、G7OSWGの活動概要とその歴史を、研究コミュニティにおける活動や議論とともに紹介する。G7OSWGは、大きく2つのポイントについて議論を展開してきたと理解している。1点目は、研究エコシステムのオープン化に対するインセンティブと報酬や研究者のオープンサイエンス活動に対する評価と報酬を含む研究キャリアの評価である。もう1点は研究データの最適な利用のためのインフラストラクチャ(基盤)であった。その中で、研究評価、研究者評価、オープンサイエンス基盤などの論点は、オープンサイエンスとFAIRの原則に沿ったものであるべきである。また、学会や国内外のアカデミー、サイエンスカウンシルなどの研究コミュニティにおける議論や行動も、今後の研究体制や「研究エコシステム」の変革の可能性を考える上で不可欠である。

G7メンバー国から選ばれたデータおよびオープンサイエンスの専門家が代表団やG7OSWGに参加し、WGは科学分野の専門家と政策立案者の間の協力という非常にユニークな機能を果たしてきた。今後の「トップダウン」と「ボトムアップ」の科学ステークホルダーの活動の方向性を議論できればと考えている。