日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI30] 情報地球惑星科学と大量データ処理

2024年5月31日(金) 15:30 〜 16:45 201B (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:村田 健史(情報通信研究機構)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター)、木戸 ゆかり(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、座長:村田 健史(情報通信研究機構)、木戸 ゆかり(国立研究開発法人海洋研究開発機構)

15:45 〜 16:00

[MGI30-07] Raspberry Piによる映像IoTの独自プログラミング開発手法(6)

*水原 隆道1、青木 俊樹1村上 雄樹2菊田 和孝2、村永 和哉3村田 健史2深沢 圭一郎4 (1.株式会社クレアリンクテクノロジー、2.国立研究開発法人情報通信研究機構、3.株式会社セック、4.京都大学 学術情報メディアセンター)

キーワード:HpVT、映像IoT、Raspberry Pi

近年、インターネットゲートウェイとクラウドサービスへの接続の有効な小型デバイスとして、Raspberry PiやArduinoなどの低コストシングルボードコンピュータが登場した。これらは、プログラミング可能なInternet of Things(IoT)のためのアーキテクチャとして期待されている映像IoT(Visual IoT)はIoTの1つであり、映像・画像データを基にしたリモートセンシング手法である。筆者らはこれまで、国内外の30か所以上に映像伝送システムを設置し、実験的に運用を進めている。本発表ではこれまで、ラズベリーパイによる映像IoTプログラミング環境によるアプリケーション開発を議論してきた。
本年度は、映像IoTシステムの基盤となるHpVTプロトコルについて、その性能を評価する。既存のIPネットワークカメラにより利用されているRTP/RTCPプロトコルおよびRTSPプロトコルとHpVTプロトコルを比較し、HpVTプロトコルがモバイルネットワークにおいて高い性能を示すことを紹介する。本研究の一部は、学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点および革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(課題番号: jh230057)およびJSPS科研費(JP22H01318)の支援を受け、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノ ベーション創造プログラム(SIP)第3期「スマート防災ネットワークの構築」(研究推進法人:国立研究開発法人防災科学技術研究所)によって実施した。