17:15 〜 18:45
[MIS11-P10] 定点カメラを用いた立山西斜面におけるハイマツ及びササ類の分布変化追跡

キーワード:高山植生、定点カメラ、深層学習、気候変動
高山植生は気候変動に対して脆弱であり、日本においても融雪の早期化や気温上昇に伴ってササ類の拡大やハイマツの伸長が報告されている。特に雪田植生への侵入が問題視されているササ類では、定期的なササ刈りが高山植物の保全に効果的であり、このような対策のためにも植生変化のモニタリングは急務である。発表者らは、低コストに広範囲、高頻度の画像を取得
できるタイムラプスカメラを用いた高山植生分類図の作成手法を開発してきた。タイムラプスカメラは、立ち入りによる植生調査よりも低コストで広範囲をカバーでき、衛星画像や航空写真と比較しても天候の影響を受けにくい点や撮影頻度で優れる。本k研究では、北アルプス立山西斜面を撮影した9年間分のタイムラプスカメラ写真を用いて、ササ類及びハイマツの毎年の分布変化を追跡した。発表では、分布変化に気候条件や融雪時期が与えた影響についても考察する。
できるタイムラプスカメラを用いた高山植生分類図の作成手法を開発してきた。タイムラプスカメラは、立ち入りによる植生調査よりも低コストで広範囲をカバーでき、衛星画像や航空写真と比較しても天候の影響を受けにくい点や撮影頻度で優れる。本k研究では、北アルプス立山西斜面を撮影した9年間分のタイムラプスカメラ写真を用いて、ササ類及びハイマツの毎年の分布変化を追跡した。発表では、分布変化に気候条件や融雪時期が与えた影響についても考察する。