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[MZZ41-P07] クーン以後の地球惑星科学の科学哲学
キーワード:科学史、地球惑星科学史、地球惑星科学の哲学、科学革命、科学革命の構造
近年新訳が出た科学史家クーンによる『科学革命の構造(1962年初版, 2012年4版)』は、科学哲学者ハッキングの序文があるように、科学史・科学哲学と呼ばれる分野の成立に大きく寄与した記念碑的著作である。クーン以降の科学哲学は「歴史的転回」と呼ばれ、クーン以前/以後で大きく分けられる。しかしクーンが依拠するケーススタディには、地質学史や地球科学史で登場するのはライエルのみであり、一時期にプレートテクトニクス革命で大々的に取り上げられた1980-90年代の議論を除いては、ほとんど言及されていない。この発表では、クーン以後の地球科学の科学哲学の動向について報告したい。