17:15 〜 18:45
[MZZ46-P04] 海洋の豊かさを守る取り組み ~洞爺湖有珠山ジオパークのボトムアップ事例から~
キーワード:ジオパーク、SDGs(持続可能な開発目標)、豊浦町
洞爺湖有珠山ジオパークでは、地域住民のボトムアップ活動の一環として、『ジオパーク講座』を行っており、令和5年度は8回開催した。今回紹介する講座は、昨年11月に地域住民からの発案により開催したものである。
ジオパークにおいて、地質の成り立ちには海洋が大きく関係しており、切り離せない存在である。
洞爺湖有珠山ジオパークの構成自治体の一つである豊浦町にある文学碑公園は、マグマが海水に触れ、冷やされながらできた「水冷破砕岩(ハイアロクラスタイト)」と呼ばれる地層を見ることができ、300万年前の海底火山の活動を今に伝える重要な地形・地質サイトとなっている。豊浦町では、地元自治体や有志が定期的に海岸清掃を行っているが、その地形的特徴から漂流物がたまりやすく、海岸に打ち上げられたプラスチックごみや浮き玉などの「漂着ごみ」が問題となっていた。
そこで、地域の住民が発案し、地形・地質サイトである文学碑公園の海岸清掃を行うジオパーク講座を開催した。企画内容は、SDGs(持続可能な開発目標)を意識し、海岸清掃のボランティア活動に加え、豊浦町産のホタテ料理を囲んでの参加者同士の交流、隣接する漁港でホタテ養殖についてのガイドツアーを盛り込んだ。五感を使い「ジオパークの恵み」を学んで感じ取ることができるような、新たなスタイルの講座として、定着を図りたい。
ジオパークにおいて、地質の成り立ちには海洋が大きく関係しており、切り離せない存在である。
洞爺湖有珠山ジオパークの構成自治体の一つである豊浦町にある文学碑公園は、マグマが海水に触れ、冷やされながらできた「水冷破砕岩(ハイアロクラスタイト)」と呼ばれる地層を見ることができ、300万年前の海底火山の活動を今に伝える重要な地形・地質サイトとなっている。豊浦町では、地元自治体や有志が定期的に海岸清掃を行っているが、その地形的特徴から漂流物がたまりやすく、海岸に打ち上げられたプラスチックごみや浮き玉などの「漂着ごみ」が問題となっていた。
そこで、地域の住民が発案し、地形・地質サイトである文学碑公園の海岸清掃を行うジオパーク講座を開催した。企画内容は、SDGs(持続可能な開発目標)を意識し、海岸清掃のボランティア活動に加え、豊浦町産のホタテ料理を囲んでの参加者同士の交流、隣接する漁港でホタテ養殖についてのガイドツアーを盛り込んだ。五感を使い「ジオパークの恵み」を学んで感じ取ることができるような、新たなスタイルの講座として、定着を図りたい。