日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] ポスター発表

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[O-08] 高校生ポスター発表

2024年5月26日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 6ホール)

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球惑星科学系 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(文部科学省)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

13:45 〜 15:15

[O08-P103] 南半球で見られる月の姿は日本と違うのか

*小林 洋允1、*牛越 知里1、矢島 由楽1、川瀬 正剛1、上原 あい1、遠藤 桃佳1、松林 優奈1、石田 千咲1、宮下 沙楽1、山倉 ふみ樺1 (1.長野県屋代高等学校)

キーワード:月、視差、南半球

私たちは、オーストラリアと日本での月の見え方の違い(視差)について調査してきた。視差を用いれば月までの距離を求めることができる。私たちは、同時刻にシドニーと日本で月の写真を撮影した。撮影した画像それぞれで見られた月の姿が僅かに異なっていることを確認し、視差は0.5度程度であることが認められた。一方で、月までの距離38万キロという既知のデータを用いて視差を求めると、0.56という理論値が得られる。したがって、私たちが求めた視差と理論値には大きな差はなかった。今回は、撮影画像が不明瞭だったため正確な視差を求められなかったため、撮影手法等を見直して、より精度を上げていきたい。