17:15 〜 18:45
[PCG20-P11] 静止軌道高エネルギー陽子線計測装置(RMS-p)の開発状況(III)
キーワード:宇宙天気、高エネルギー陽子、シリコン半導体検出器、チェレンコフ光検出器
情報通信研究機構では、総務省委託研究課題「ひまわりの高機能化研究技術開発」に基づき、次期気象観測衛星に搭載可能な宇宙環境計測装置の開発を進めている。その中で陽子線計測装置 (RMS-p)は、10 MeV~1 GeV以上の測定エネルギー範囲を持ち、低エネルギー側(RMS-p-lo)と高エネルギー側(RMS-p-hi) の機器を備えている。
低エネルギー側のRMS-p-loの計測エネルギー範囲は10 MeVから500 MeVであり、入射した陽子のエネルギーは8枚の積層シリコン半導体検出器(SSD)で計測される。2023年11月に、RMS-p-loの計測性能評価のため、量研機構のHIMACにて陽子線照射試験(照射エネルギー20 MeV~160 MeV)を行った。得られた結果とGeant4によるシミュレーション結果を合わせると、20 MeV~160 MeVのエネルギーを持つ陽子に対する応答性が確認された。
高エネルギー側のRMS-p-hiでは、エネルギー測定するために1枚のシリコン半導体検出器とチェレンコフ光放射体を組み合わせている。2024年2月には日本原子力研究開発機構J-PARCセンターにてRMS-pを設置し、400MeVから3GeVまでの陽子ビーム照射試験を行った。その結果、照射した陽子のエネルギーが500 MeV以上のケースにおいて、PMTでの陽子線のエネルギーを測定できることが確認された。また、RMS-p-loについても、400 MeV~500 MeVのエネルギーの陽子に対する応答が確認された。が本講演ではRMS-pの性能評価について、照射試験結果を踏まえて報告を行う。
低エネルギー側のRMS-p-loの計測エネルギー範囲は10 MeVから500 MeVであり、入射した陽子のエネルギーは8枚の積層シリコン半導体検出器(SSD)で計測される。2023年11月に、RMS-p-loの計測性能評価のため、量研機構のHIMACにて陽子線照射試験(照射エネルギー20 MeV~160 MeV)を行った。得られた結果とGeant4によるシミュレーション結果を合わせると、20 MeV~160 MeVのエネルギーを持つ陽子に対する応答性が確認された。
高エネルギー側のRMS-p-hiでは、エネルギー測定するために1枚のシリコン半導体検出器とチェレンコフ光放射体を組み合わせている。2024年2月には日本原子力研究開発機構J-PARCセンターにてRMS-pを設置し、400MeVから3GeVまでの陽子ビーム照射試験を行った。その結果、照射した陽子のエネルギーが500 MeV以上のケースにおいて、PMTでの陽子線のエネルギーを測定できることが確認された。また、RMS-p-loについても、400 MeV~500 MeVのエネルギーの陽子に対する応答が確認された。が本講演ではRMS-pの性能評価について、照射試験結果を踏まえて報告を行う。