09:45 〜 10:00
[SGD01-14] RINEX前処理ソフトウェア「RINGO」新バージョンの公開について
国土地理院では、マルチGNSSデータに対応したRINEXデータ前処理ソフトウェア「RINGO」を開発し、2023年3月に公表した。編集、品質チェック、クロックジャンプ補正、電離層高次電補正、BINEXファイル及びRTCMファイルの変換、RINEXファイルの対話型ビューアなど様々な機能を備えている。また、最新の形式であるRINEX 4.00にも対応しているほか、これまでのRINEX 2.xx、RINEX 3.0xにも対応している。RINEX 3.0xやRINEX 4.00形式に対応した前処理ソフトウェアは非常に限られている中、公開したRINGOは最新のRINEX形式のデータの普及にも貢献することが期待できる。
RINGOについては、初期バージョンの公開後、新しいバージョンを公表した。様々なバグ修正やユーザーからの要望を取り込んでいる。新しい機能をいくつか挙げると、
・Windows PowerShellにおけるWildcardのサポート
・Compact RINEX (Hatanaka RINEX)の直接読み込み
・最新のRINEX 4.01のサポート
・RINEXデータのcsvファイルへの変換機能(新コマンド「rnxcsv」の追加)
・いくつかの誤った形式のRINEXファイルの読み込み
RINGOのダウンロード状況を見ると、windows版のダウンロード数が最も多く、そのため、Windows PowerShellへのサポート強化のため、wildcardのサポートを加えた。また、Compact RINEX形式の直接読込に対応した。これまでは、外部コマンドとして「CRX2RNX」をインストールする必要があったが、これによりソフトウェアの可搬性が向上した。さらに、新コマンド「rnxcsv」を追加した。この機能は、RINEXファイルをcsvファイルに変換することができる。これによって、利用者はRINEXファイルの確認や可視化、解析を容易に行うことができる。
RINGOは国土地理院ホームページにて公開している。今後も引き続き機能強化に取組んでいく予定である。本ソフトウェアに対する意見やバグ報告等を歓迎する。
RINGOについては、初期バージョンの公開後、新しいバージョンを公表した。様々なバグ修正やユーザーからの要望を取り込んでいる。新しい機能をいくつか挙げると、
・Windows PowerShellにおけるWildcardのサポート
・Compact RINEX (Hatanaka RINEX)の直接読み込み
・最新のRINEX 4.01のサポート
・RINEXデータのcsvファイルへの変換機能(新コマンド「rnxcsv」の追加)
・いくつかの誤った形式のRINEXファイルの読み込み
RINGOのダウンロード状況を見ると、windows版のダウンロード数が最も多く、そのため、Windows PowerShellへのサポート強化のため、wildcardのサポートを加えた。また、Compact RINEX形式の直接読込に対応した。これまでは、外部コマンドとして「CRX2RNX」をインストールする必要があったが、これによりソフトウェアの可搬性が向上した。さらに、新コマンド「rnxcsv」を追加した。この機能は、RINEXファイルをcsvファイルに変換することができる。これによって、利用者はRINEXファイルの確認や可視化、解析を容易に行うことができる。
RINGOは国土地理院ホームページにて公開している。今後も引き続き機能強化に取組んでいく予定である。本ソフトウェアに対する意見やバグ報告等を歓迎する。