17:15 〜 18:45
[STT37-P03] 海岸沿いの風力発電機周辺の微動観測
キーワード:微動観測、風力発電、海岸、CCS
我が国の2050年カーボンニュートラル達成に向けて、近年風力発電機の建設が活発である。風力発電は、定常的に風の強い海岸や山岳部に風車を建設し発電を行う。2,000kWを超える大型発電機の支柱の高さは70m以上、ローター径は80m以上にもおよび、微小な振動が発生する。また、海岸では波浪の影響を強く受けた微動も観測されると考えられる。
本研究では、秋田県由利本荘海岸の風車を起点として、微動計による観測を行った。海岸に配列した風車近傍と、500mから20kmまでの地点での2点での同時観測を30分から1時間程度行った。また、観測時刻による風速、風向、波浪、風車の運転・停止の変化を記録した。これらの記録と微動データを照合し,微動に対する風や波浪,風車の影響を分析した。本発表ではこれらの観測記録の特徴を示し、風力発電機由来の振動を利用した,微動探査による地下構造探査やモニタリングへの適用性を検討する。
今後は微動アレイ探査よる地下構造探査を行う予定である。国内外では今後も多くの大規模な風力発電計画があり、それらを利用した微動探査が可能であると考える。また近傍のCCS(二酸化炭素地下貯留)サイトでの地中二酸化炭素のモニタリングへの利用を検討する。
本研究では、秋田県由利本荘海岸の風車を起点として、微動計による観測を行った。海岸に配列した風車近傍と、500mから20kmまでの地点での2点での同時観測を30分から1時間程度行った。また、観測時刻による風速、風向、波浪、風車の運転・停止の変化を記録した。これらの記録と微動データを照合し,微動に対する風や波浪,風車の影響を分析した。本発表ではこれらの観測記録の特徴を示し、風力発電機由来の振動を利用した,微動探査による地下構造探査やモニタリングへの適用性を検討する。
今後は微動アレイ探査よる地下構造探査を行う予定である。国内外では今後も多くの大規模な風力発電計画があり、それらを利用した微動探査が可能であると考える。また近傍のCCS(二酸化炭素地下貯留)サイトでの地中二酸化炭素のモニタリングへの利用を検討する。