日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS21] プラスチック汚染の実態把握と対策

2025年5月25日(日) 09:00 〜 10:30 103 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:加古 真一郎(鹿児島大学大学院理工学研究科)、磯辺 篤彦(九州大学応用力学研究所)、笹尾 俊明(立命館大学)、山本 雅資(神奈川大学)、座長:加古 真一郎(鹿児島大学大学院理工学研究科)、磯辺 篤彦(九州大学応用力学研究所)

09:15 〜 09:30

[MIS21-02] 大阪ブルーオーシャンビジョン達成のための数値目標

*磯辺 篤彦1樋口 千紗1 (1.九州大学応用力学研究所)

キーワード:海洋プラスチック、削減数値目標、大阪ブルーオーシャンビジョン

海洋に浮遊するプラスチックごみと海岸に漂着するプラスチックごみ、そしてこれらが破砕してできた浮遊マイクロプラスチックと、海岸漂着マイクロプラスチックを対象とした数値モデリングを実施した。結果を解析することで、世界の各河川から流出し、世界の海域や海岸へ到達する、プラスチックごみやマイクロプラスチックの重量を求める確率分布モデルを作成した。このモデルを利用することで、異なる流出シナリオに対応する、海洋や海岸でのプラスチックごみ重量や、マイクロプラスチックごみ重量の将来予測した。大阪ブルー・オーシャン・ビジョンの実現のため、2035年までには、世界平均で2019年の年間流出量の32%を重量ベースで削減する必要があると推定した。使い捨てプラスチックごみの使用制限や、廃棄量の削減、リサイクル率の向上、あるいは軽量素材開発に向けたイノベーションなど、有効な対策の組み合わせによって、この32%削減目標を達成することが期待される。