日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[E] ポスター発表

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[U-08] Geoscience Research/Education Across Language And Cultural Boundaries 2: Organization Perspectives

2025年5月27日(火) 17:15 〜 19:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7・8ホール)

コンビーナ:Tong Vincent(Northumbria University)、早川 裕弌(北海道大学地球環境科学研究院)、小口 千明(埼玉大学大学院理工学研究科)、Wang Ting(Hokkaido University)


17:15 〜 19:15

[U08-P08] COILを活用した教育における文化的・言語的障壁の克服への試み:早稲田大学とセーラム州立大学の協働事例

★招待講演

*ソン ウォンソ1、イサベル リー2 (1.秀明大学、2.セイラム州立大学)

キーワード:教育、国際協働オンライン学習、異文化協力、言語の壁、国際化、学際的学習

グローバル化が進む現代において、異文化協働を促進することは、学生が国際的な視野を持ち、グローバルな場で活躍するために不可欠である。本研究では、日本の早稲田大学と米国のセーラム州立大学が実施した「Collaborative Online International Learning(COIL)」プログラムを事例とし、言語および文化の違いが国際教育における学習経験にどのような影響を与えるかを分析する。本プログラム「米国および日本の学生の文化理解を促進するためのCOIL」は、異文化理解とコミュニケーションスキルの向上を目的とした構造化されたオンラインディスカッションを通じて実施された。

参加者は、教育における文化の影響を分析し、異なる教育制度の長所と短所を評価し、異文化の視点を統合するための戦略を提案するなどの活動を行った。学生の振り返りをもとにした質的分析の結果、当初は言語の壁に直面したものの、ピア・ディスカッションを通じて異文化間コミュニケーションへの自信が大幅に向上したことが確認された。また、教育制度、教室環境、社会的視点が各国の学習経験にどのような影響を与えるかについて、より深い理解を得ることができた。さらに、多くの学生が今後の国際的な学術・職業機会への関心を高める結果となった。

本発表では、このCOILプログラムの成果を紹介し、成功の鍵となった組織的な戦略を検討する。特に、準備セッションの重要性、段階的なディスカッションの設計、言語および文化の障壁を克服するための積極的なファシリテーションについて議論する。本研究は、バーチャルな国際協働を通じた教育の発展に寄与し、より包括的で国際的な学習コミュニティの構築を目指すものである。