セッション情報
[JJ] ポスター発表
セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法
[H-TT23] [JJ] 環境トレーサビリティー手法の開発と適用
2017年5月23日(火) 15:30 〜 17:00 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)
コンビーナ:陀安 一郎(総合地球環境学研究所)、中野 孝教(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所)、木庭 啓介(京都大学生態学研究センター)
現代社会は、自然界に存在するほとんどの元素を利用している。それをもたらす資源の持続的利用と環境に調和した社会の実現が叫ばれて久しいが、環境全体の質的改変に伴う人間圏の生存リスクは複合的に拡大している。国際科学者会議は、地球環境に関する国際共同研究をFuture Earthとして統合し、人間環境安全保障社会の実現に向けて、人文社会科学を巻込んだ革新的な自然科学の創出を強く求めている。自然環境の各要素や人間のつながりを診断・追跡する手法とその社会での広範な適用が必要になってきた。
天然物や人工物を構成する各元素は、大気や水、生物などの地球の各圏および人間社会や人体の中に形を変えて移動している。多元素の濃度とその安定同位体比の情報は複雑な物質動態の追跡に有効であり、生態系サービスや大気水循環、生活や健康など人間を対象とする諸研究に利用されている。Future Earthの実現には、各分野で発展してきた各手法の統合とエコラベリングやモニタリングなどの社会実装が必要である。その目的に必要な、環境トレーサビリティー手法の開発とその適用例の情報交換のため本セッションを申請する。
*山本 雄大1、陀安 一郎2、中野 孝教2、角皆 潤1、中川 書子1、横山 正3、三橋 弘宗4、SHIN Ki-Cheol2、藪崎 志穂2、太田 民久2、大串 健一5 (1.名古屋大学環境学研究科、2.総合地球環境学研究所、3.赤穂特別支援学校、4.兵庫県立大学自然・環境科学研究所、5.神戸大学大学院人間発達環境学研究科)
*Quyen Pham1、Daizo Ishiyama2、Mayuko Fukuyama1、Yasumasa Ogawa2 (1.Graduate School of Engineering and Resource Science, Akita University、2.Falcuty of International Resource Science, Akita University)
*齋藤 辰善1,2、諸橋 将雪1、猪股 弥生3、山下 尚之4、申 基澈5、陀安 一郎5、中野 孝教5、中田 誠2、大泉 毅6、佐瀬 裕之1 (1.アジア大気汚染研究センター、2.新潟大学、3.金沢大学、4.森林総合研究所、5.総合地球環境学研究所、6.新潟県保健環境科学研究所)
長谷部 智巳1、*勝田 長貴1、森本 真紀1、阿部 理2、内藤 さゆり1、安田 敦3、川上 紳一4 (1.岐阜大学教育学部、2.名古屋大学環境学研究科、3.東京大学地震研究所、4.岐阜聖徳学園大学教育学部)
*Yuko T. Hanba1、Takashi Kiyomizu1、Hiroki Horike1、Saya Yamagishi1、Etsu Yamada1、Tomomitsu Kinoshita1 (1.Kyoto Institute of Technology)
*SHIN Ki-Cheol1 (1.総合地球環境学研究所)