JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[EE] ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-OS 海洋科学・海洋環境

[A-OS13] [EE] 陸域海洋相互作用

2017年5月23日(火) 10:45 〜 12:15 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:山敷 庸亮(京都大学大学院総合生存学館)、升本 順夫(東京大学大学院理学系研究科)、Behera Swadhin(Climate Variation Predictability and Applicability Research Group, Application Laboratory, JAMSTEC, 3173-25 Showa-machi, Yokohama 236-0001)、宮澤 泰正(独立行政法人海洋研究開発機構)

[AOS13-P04] 古火星渓谷における水文シミュレーション

*山敷 庸亮1佐藤 啓明3黒木 竜介1宮本 英昭2逸見 良道2 (1.京都大学大学院総合生存学館、2.東京大学大学院工学系研究科、3.京都大学工学部)

キーワード:火星、ヘスペリア代、水文土石流モデル

火星の、古代ノキアス代[Noachian epoch]においては、大気が存在し、今より温暖な気候が維持されたという説がある。火星で見つかったいくつかの渓谷には、太古の昔、水文プロセスにより形成されたであろう地形が見つかっているが、最近形成されたものではないとの説が有力である。続くヘスペリア代[Hesperian epoch]は寒く乾燥していたという説があるが、いくつかの渓谷はこの時期に形成されている。本発表においては、火星表面に水文土石流モデル(Hydro-debris2D)を用いた数値計算を行い、古代の火星に雨が降ったならどのような河川地形が形成されるかを数値実験したものである。