JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[EE] 口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-CG 固体地球科学複合領域・一般

[S-CG65] [EE] 混濁流:発生源から堆積物・地形形成まで

2017年5月25日(木) 09:00 〜 10:30 302 (国際会議場 3F)

コンビーナ:横川 美和(大阪工業大学情報科学部)、泉 典洋(北海道大学大学院工学研究院)、Svetlana Kostic(Computational Science Research Center, San Diego State University)、阪口 口(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、座長:泉 典洋(北海道大学大学院工学研究院)、座長:Kostic Svetlana(Computational Science Research Center, San Diego State University)

10:00 〜 10:15

[SCG65-05] 琉球諸島南部前弧域にみられる混濁流の2つの起源

*池原 研1金松 敏也2宇佐見 和子1熊 衎昕2味岡 拓1 (1.産業技術総合研究所地質情報研究部門、2.海洋研究開発機構)

キーワード:turbidite, Ryukyu arc, Taiwan

琉球諸島南部前弧域には砕屑性の泥質タービダイトと石灰質生物源の砂質タービダイトが存在する。泥質タービダイトは海域の西側に分布し、石灰質砂質タービダイトは琉球諸島側の海底谷沿いに分布する。海底地形から砕屑性泥質タービダイトは台湾から、石灰質砂質タービダイトは琉球諸島側から供給されたと考えられる。台湾の隆起は頻繁な混濁流の発生を起こし、大量の砕屑物を琉球諸島南部前弧域や琉球海溝に供給している。