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[SSS15-15] 平成28年鳥取県中部の地震で得られた強震観測記録について
キーワード:平成28年鳥取県中部の地震、強震観測記録、表層地質
2016年10月21日に鳥取県中部においてMj6.6の地震が発生した(平成28年鳥取県中部の地震).この地域では2015年10月から群発地震活動があり,鳥取大学でも臨時の観測点を設置していた.鳥取県中部の地震では,鳥取県,気象庁,防災科学技術研究所の震度計,強震計で多くの強震観測記録が得られた.また,鳥取大学では本震後速やかに被害の大きかった地区を中心に臨時の強震観測点を設置して余震観測を実施した.からこれらの初期解析から,観測記録がその場所の地盤応答特性に強く影響されていることが示唆された.特に,事前に実施していた常時微動観測による地盤の卓越周期分布と,強震観測点で得られた特徴的な周期は良い一致を示した.このような地盤応答特性が強震観測記録および地震被害に及ぼした影響を中心に,解析事例を報告する.