熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

重質油処理

[1A01-04] 重質油処理 1

2020年11月12日(木) 09:30 〜 10:30 A会場 (3F・大会議室A4)

司会:嶋田 五百里(信州大学)

09:45 〜 10:00

[1A02] シリカ補強マトリックスを用いたβ-ゼオライト混合触媒によるn-ドデカンの接触分解 ― 細孔構造と酸特性の影響 ―

○松浦 真也1,2、橋本 忠範1、石原 篤1 (1. 三重大学、2. 三重県工業研究所)

ヘキサメチルジシロキサン-無水酢酸溶液を用いたゲル骨格補強法により、メソ細孔を有するアルミナおよびチタニアマトリックスを調製した。それらを用いてβ-ゼオライト混合触媒を作製し、n-ドデカンの接触分解を行った。その結果、触媒のメソ細孔表面積又は容積と転化率の間に強い正の相関が見られた。さらに、アンモニア脱着量を掛け合わせるとより強い正の相関となり、メソ細孔構造と酸特性の相乗効果が確認できた。