熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

重質油処理

[1A01-04] 重質油処理 1

2020年11月12日(木) 09:30 〜 10:30 A会場 (3F・大会議室A4)

司会:嶋田 五百里(信州大学)

10:15 〜 10:30

[1A04] モリブデン酸化物モノレイヤーを触媒とするナフタレンからテトラリンへの部分水素化反応

○稲田 凌介1、菅沼 学史1、辻 悦司1、片田 直伸1 (1. 鳥取大学工学部附属グリーン・サスティナブル・ケミストリー研究センター)

ナフタレンは部分水素化によりテトラリンへ、その後開環/分解によりベンゼン誘導体へ変換できる。本研究では、一段目の部分水素化の触媒として、H3PMo12O40または(NH4)6Mo7O24からMo/Al2O3を調製したところ、いずれもMo表面密度が5 原子 nm-2の場合に最も高い転化率、テトラリン選択率を示した。高活性を示す種はAl2O3表面を覆う単層のMo酸化物種と推測される。