11:15 AM - 11:30 AM
[1A07] New laboratory deactivation method of FCC catalysts
実験室におけるFCC触媒の評価は、実装置の状態を模擬するため被毒金属を担持し、水熱劣化処理により強制劣化させて行う。Mitchell法では、含浸によりNiやVを担持するため粒子内に金属が均一に分布するが、実装置ではNiは粒子外縁部に凝集する。そのため堆積したNiが引き起こす脱水素能に差異が生じ、実験室と実装置の評価結果が異なるという課題がある。この課題を解決するため、HSP値技術を活用し、含浸担持においても粒子外縁部にNiを担持できる方法を見出し、実機の性能に近い状態の触媒を調製することが可能となった。