熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

C1化学

[1B05-07] C1化学 2

2020年11月12日(木) 10:45 〜 11:30 B会場 (3F・中会議室B3)

司会:霜田 直宏(徳島大学)

11:00 〜 11:15

[1B06] メタノールおよび固相法で調製したCu / ZnO触媒の自己触媒作用によるCO2含有合成ガスからの気相低温メタノール合成<gdiv></gdiv>

○陳 飛1、張 培培1、楊 國輝1、米山 嘉治1、椿 範立1 (1. 富山大学)

Cu/ZnO二元触媒は固相法により調製され、CO2含有合成ガスからの気相低温メタノール合成について試験を行った。触媒の物理化学的特性は、XRD、XPS、XAES、XRF、H2-TPR、SEM、TEM、N2物理吸着、N2O化学吸着、TG-DTA、FT-IR、CO2-TPD、およびNH3-TPDにより評価した。 H2C2O4 /(Cu+Zn)モル比は、物理化学的特性に明白な効果を与え、触媒活性に影響をもたらした。メタノールの時空収率(STY)は、Cu0表面積と線形関係を示し、強酸性サイトまたは中程度の塩基性サイト数を増やすことで線形的に増加した。反応温度、メタノール助触媒の流量、および触媒安定性の効果に関しても詳細に調査した。適切なH2C2O4量は、触媒活性を改善するのに有利であった。また、ターンオーバー数(TOF)とSTYが最大になったのは、C4-Red 触媒であった。本研究は、メタノール合成用の非常に効率的なCu / ZnO触媒の設計に新たな見識をもたらした。<gdiv></gdiv>