[1B08-10] ポリマー・オリゴマー 1

[1B10] X線全散乱による定量的構造決定に基づくZiegler-Natta触媒の形成過程の研究

○和田 透^1,2、高棹 玄徳¹、チャミンクワン パッチャニー^1,2、タクール アシュトシュ¹、寺野 稔^1,2、谷池 俊明^1,2 (1. 北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科、2. The Dutch Polymer Institute)

Ziegler-Natta触媒の性能は触媒調製のプロトコルに左右されることが知られているが、一方でその性能の差の起源については未だに明らかにされていない部分が多い。触媒調製中の触媒粒子の形成過程を詳しく知ることはその理解に役立つと考えられる。本研究では、代表的な例の一つであるMg(OEt)₂を出発原料とした触媒に対しX線全散乱実験を利用した定量的な構造解析を実施することで触媒粒子の形成過程を追跡した。