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[1B11] Phillips触媒におけるSiO2表面上のCr種の構造分布に関する計算化学的検討
高密度ポリエチレン(PE)製造に用いられるPhillips触媒は、アモルファスSiO2表面上にCr活性種が担持された構造を持つ。Cr種周囲の不均一な配位環境が得られるPEの分子量分布に寄与していると考えられているが、異なる配位環境を実験的に単離する事は困難である。本研究では反応場分子動力学計算によって構築したアモルファスSiO2を用いてPhillips触媒表面をモデリングし、Cr種の構造の分布を計算化学的に明らかにすることを試みた。