[1B11-14] ポリマー・オリゴマー 2

[1B13] イミド配位ニオブーアルキリデン錯体の合成とオレフィンメタセシス触媒への適用

○Chatchaipaiboon Kanchana ¹、伊澤 樹¹、野村 琴広¹ (1. 東京都立大学 理学研究科 化学専攻)

本講演では、各種イミド配位子を有するニオブーアルキリデン錯体の合成と環状オレフィンや置換アセチレンのメタセシス重合触媒への適用に関する結果を紹介する。特にこの種のアルキリデン錯体触媒、V(CHSiMe₃)(NAr)[OC(CF₃)₃](PMe₃)₂、を用いると、他の遷移金属触媒では困難な2置換アセチレンのリビング重合が進行する事が明らかとなった。発表では関連の錯体触媒の合成や環状オレフィンモノマーの開環重合に関する結果を紹介する。