9:00 AM - 9:30 AM
[2A01] [Award Lecture-The Japan Petroleum Institute Award for Encouragement of Research and Development] Production and utilization of hydrogen carriers using supported nickel catalysts
水素は次世代のエネルギー源として期待されている一方で、沸点が低く、体積エネルギー密度が小さいため、貯蔵、輸送に課題がある。そのため、アンモニアやメチルシクロヘキサン、メタンなどの水素キャリアの利用が検討されている。本発表では、アンモニアからの水素製造、およびCO2と水素からのメタン合成に関わるNi触媒について紹介する。アンモニア分解反応では、希土類酸化物担体により水素阻害が緩和されることを見出した。CO2メタン化反応では、Y2O3担体がギ酸種中間体の分解に効果的に寄与することが示唆された。