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[2A06] Pt/TiO2上における低温メチルシクロヘキサン脱水素
有機ハイドライド法は、有望な水素貯蔵輸送技術の1つである。その内、MCH脱水素は高温(>623 K)で運転されるエネルギー多消費プロセスであり、エネルギー効率向上を実現するには、低温域で駆動する新触媒プロセスの構築が必要である。非従来型の触媒プロセスである電場触媒反応を適用することで、423 Kで高いMCH脱水素活性を得ることに成功した。脱水素活性および効率は用いる担体材料によって大きく異なり、Pt/TiO2(アナタース)はPt/CeO2と比較して消費電力当たりの脱水素活性が2倍以上であることを見出した。Pt/TiO2の触媒構造および物性を評価し活性を向上させる因子の解明を行った。