[2A17-20] 水素・エネルギーキャリア・CCU 9

[2A18] メタンからのメタノール直接合成を指向したFe置換ポリオキソタングステート触媒の開発

○矢部 智宏¹、和知 慶樹¹、鈴木 康介¹、山口 和也¹ (1. 東京大学大学院工学系研究科)

メタンからのメタノール直接合成は天然ガスの有効利用という観点から有望な反応である。そこでメタンモノオキシゲナーゼの1種であるsMMOの活性点(Fe2核構造)に類似した構造を、欠損型ポリオキソメタレートを鋳型として精密に作り込むという新しい固体触媒系を提案する。本発表ではFe置換ポリオキソタングステートを本反応へ応用するため、X線構造解析と耐熱性を有するCs塩へのカチオン交換手法の検討、反応条件の最適化を報告する。