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[2B09] MFI型バインダレスゼオライトを担体とするCu固定化触媒でのベンゼンの気相酸化反応
当研究室ではH型ZSM-5ゼオライトにCuを担持した触媒を用いたベンゼンの気相接触酸化反応を検討し、フェノールが高効率に生成することを報告してきた。しかし、用いた触媒は粉末状態であったため取り扱いが難しく、工業化の際には成形体として用いることが望まれている。本研究では株式会社日本触媒により出願された特許を参考に、球状のゼオライト成形体を合成し、この成形体にCuを固定化した触媒を用いてベンゼンの気相酸化反応を行い、その活性について検討した。