熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

石油化学

[2B06-10] 石油化学

2020年11月13日(金) 10:30 〜 11:45 B会場 (3F・中会議室B3)

司会:石川 理史(神奈川大学)

11:30 〜 11:45

[2B10] 金属含有ゼオライトによるアルカンの芳香族化合物への転換

○今井 裕之1、高田 舞香1、池 祐樹1 (1. 北九州市立大学国際環境工学部)

複数の金属種を含有するゼオライト触媒を合成し、ヘキサンの芳香族炭化水素への変換反応における触媒機能を検討した。亜鉛とガリウムを同時に導入したゼオライトを一段で合成することに成功した。亜鉛のみでは、ヘキサンの転化率が低かったが、ベンゼンを主生成物として得ることができた。ガリウムを含有させることで、ヘキサンの転化率が向上し、芳香族化合物の中ではベンゼンが主生成物として得られたが、同時にクラッキングによる低級オレフィンの生成が多くなった。