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[2C04] 昇温硫化法によるリン化パラジウム触媒の耐硫黄性評価
新規脱硫触媒であるリン化パラジウム触媒の耐硫黄性を昇温硫化(TPS)法により評価した。Pd触媒では、320℃付近にH2Sの消費ピークが見られたが、Pd触媒にPを0.8%添加することでこのH2S消費ピークは小さくなり、さらに添加量を増やすことでほとんどこのピークは見られなくなった。このピークを定量したH2S消費量は、XRDにおけるリン化パラジウム種のピーク強度の増加すると減少する傾向が見られた。これより、リン化パラジウムの生成により耐硫黄性が向上することが明らかとなった。