熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

石油精製

[2C01-04] 石油精製 1

2020年11月13日(金) 09:30 〜 10:30 C会場 (3F・中会議室C1-2)

司会:石原 篤(三重大学)

10:15 〜 10:30

[2C04] 昇温硫化法によるリン化パラジウム触媒の耐硫黄性評価

○神田 康晴1、上野 錬1、上道 芳夫1 (1. 室蘭工業大学大学院)

新規脱硫触媒であるリン化パラジウム触媒の耐硫黄性を昇温硫化(TPS)法により評価した。Pd触媒では、320℃付近にH2Sの消費ピークが見られたが、Pd触媒にPを0.8%添加することでこのH2S消費ピークは小さくなり、さらに添加量を増やすことでほとんどこのピークは見られなくなった。このピークを定量したH2S消費量は、XRDにおけるリン化パラジウム種のピーク強度の増加すると減少する傾向が見られた。これより、リン化パラジウムの生成により耐硫黄性が向上することが明らかとなった。