熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

石油精製

[2C05-06] 石油精製 2

2020年11月13日(金) 10:45 〜 11:15 C会場 (3F・中会議室C1-2)

司会:永松 茂樹(日揮ユニバーサル(株))

10:45 〜 11:00

[2C05] Ga交換ZSM-5-アルミナ複合触媒を用いたn-pentaneからの芳香族生成に及ぼすマトリックスの影響

○石原 篤1、児玉 悠太1、橋本 忠範1 (1. 三重大学大学院工学研究科)

Gaでイオン交換されたHZSM-5ゼオライトとアルミナによる複合担体触媒を調製し、ゼオライト、アルミナおよびバインダーの混合比やGaイオン交換率の変化による細孔特性、酸強度や構造の変化を調査した。モデル化合物として用いたn-pentaneの反応実験を通して、反応温度や経過時間の変化にともなう転化率、ベンゼンやトルエン等の芳香族の選択性を調査し、マトリックスとして用いたアルミナの影響を明らかにした。アルミナを10wt%とGaZSM-5を75wt%含む触媒で、活性および芳香族選択性が最大となった。Zn含有触媒との比較では、Ga含有触媒ではn-pentaneの分解だけでなく、C4成分の分解も進行していることが示唆された。