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[2C05] Ga交換ZSM-5-アルミナ複合触媒を用いたn-pentaneからの芳香族生成に及ぼすマトリックスの影響
Gaでイオン交換されたHZSM-5ゼオライトとアルミナによる複合担体触媒を調製し、ゼオライト、アルミナおよびバインダーの混合比やGaイオン交換率の変化による細孔特性、酸強度や構造の変化を調査した。モデル化合物として用いたn-pentaneの反応実験を通して、反応温度や経過時間の変化にともなう転化率、ベンゼンやトルエン等の芳香族の選択性を調査し、マトリックスとして用いたアルミナの影響を明らかにした。アルミナを10wt%とGaZSM-5を75wt%含む触媒で、活性および芳香族選択性が最大となった。Zn含有触媒との比較では、Ga含有触媒ではn-pentaneの分解だけでなく、C4成分の分解も進行していることが示唆された。