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[2C07] ステンレス鋼用塩素フリー加工油の開発
金属加工では古くから塩素系加工油が使用されてきたが,環境配慮のため非塩素化の取り組みが進められている.ステンレス鋼は加工硬化しやすく、熱伝導率も低いため一般炭素鋼よりしごき加工で凝着が発生しやすい.現状、市場の非塩素加工油の多くが塩素系加工油に焼付き防止性能で劣る.そこで実製造と相関が認められるステンレス管内面しごき試験を用いて,焼付き防止性能の高い硫黄系添加剤を選定し開発した.実際の製造ラインでも塩素系加工油に匹敵する性能を確認した.