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[2C16] 極性レジンのFT-ICR MS測定におけるGPCによる包括性向上
大気圧光イオン化(APPI)法は電子スプレーイオン化(ESI)法より高い芳香族検出感度を持ち、Matrix効果が低く包括性の高いイオン化方法であることから、従来多くの重質油の質量分析で用いられてきた。しかし、極性レジンのように多様な成分を含む場合、APPI法でもMatrix効果により検出できない成分があると考えられる。本研究では、極性レジンをGPC分画することにより、FT-ICR MSによる検出成分を増やし、包括性を向上することができたので、その内容を報告する。