熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

ペトロリオミクス

[2C16-18] ペトロリオミクス 5

2020年11月13日(金) 16:15 〜 17:00 C会場 (3F・中会議室C1-2)

司会:中野 宏二(日揮触媒化成(株))

16:15 〜 16:30

[2C16] 極性レジンのFT-ICR MS測定におけるGPCによる包括性向上

○片野 恵太1、鈴木 昭雄1、加藤 洋1 (1. 一般財団法人 石油エネルギー技術センター)

大気圧光イオン化(APPI)法は電子スプレーイオン化(ESI)法より高い芳香族検出感度を持ち、Matrix効果が低く包括性の高いイオン化方法であることから、従来多くの重質油の質量分析で用いられてきた。しかし、極性レジンのように多様な成分を含む場合、APPI法でもMatrix効果により検出できない成分があると考えられる。本研究では、極性レジンをGPC分画することにより、FT-ICR MSによる検出成分を増やし、包括性を向上することができたので、その内容を報告する。