熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

環境化学

[2D01-04] 環境化学 1

2020年11月13日(金) 09:15 〜 10:15 D会場 (3F・中会議室D1-2)

司会:寺井 聡(東洋エンジニアリング(株))

09:30 〜 09:45

[2D02] HC-SCRにおける炭化水素の改質過程の検討

○西岡 海斗2、松方 正彦2,1 (1. 早稲田大学理工学研究所先進理工学部応用化学科、2. 早稲田大学先進理工学研究科応用化学専攻)

HC-SCRのディーゼルNOx浄化率は還元剤の種類によって大きく異なる。特に軽油(n-C16)よりもオレフィン(HC)や含酸素有機化合物(COH)を還元剤として用いた方が、浄化率が大幅に向上する。そこで本研究はn-C16をHCやCOHに改質することを目的として炭化水素の改質過程を検討した。n-C16の改質反応は触媒のクラッキング反応と気相酸化反応が並行して起こり、気相酸化反応の抑制が重要であることが分かった。触媒のクラッキング反応は大細孔ゼオライトが有力であることが考えられた。