熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

インターナショナル sess.

[2E01-03] インターナショナル sess. 5

2020年11月13日(金) 09:00 〜 09:45 E会場 (3F・中会議室E1-2)

司会:三浦 大樹(東京都立大学)

09:15 〜 09:30

[2E02] 高次な構造を有するMoおよびW酸化物触媒の合成と酸化触媒能

○下田 光祐1、宮沢 真維1、石川 理史1、上田 渉1 (1. 神奈川大学工学部物質生命化学科)

水熱合成により、Mo, Wの単純酸化物であり高次な構造を有するMo, W酸化物を合成できた。これらの物質は5員環ユニット({M621}6-, M = Mo, W)と金属酸素八面体({MO­6}, M = Mo, W)の配列により,構造内に6, 7員環を有する複雑な組織を形成する。また、この組織が頂点共有により積層し棒状結晶を形成する。これらは酸素非存在下において熱処理を行うことで酸素不定比性が発現し、単純酸化物や酸素不定比性化合物とは異なる新たな触媒相であることが分かった。